遺族へ渡すべきだと思う

先日から、ここでも過去のBANDの事が延々と綴られていたりするのですが、ゆきにのライブの事などあったりで色々とまた刺激されて？とうとう買ってしまったもの

「カセットテープの録音をPC保存する為のUSBカセットデッキ」（笑

今まで処分する事無く「BAND練習を録音したもの」が残っているのだ。
何と言っても、CD時代、録画時代にBAND組んでた訳じゃないからね（笑
カセットテープなんて化石だよ。物持ちが良いと言うのか何と言うのか？


とらが昔組んでいたBANDのテープが沢山。ほとんどが「RCサクセション」
そのテープの中にとても大事な歌声が30分間録音されていた。

もちろん自分は「その歌声の人」とは面識は無いのだが、
「とうとう亡くなった、香典は？」ととらに連絡が入った時の事は覚えている。

BANDを一緒にやっている時にはもう「白血病」なのだと聞かされていたととらは言っていた。

あれから約20年の月日が流れている。

あの時代、写真は残るが声なんて残っている可能性は少ない。ましてや元気にBANDで歌っている声だなんて。
彼は学業の為に親元を離れて新潟の地にいて、縁あってバンドに参加していた。
だから親ですらこんな事実を知る由も無いだろう。

他のBANDメンバーが練習を録音していた事は記憶に無いらしい。

と言うことは、彼の歌声はこれしか残っていないかもしれない。

聞く聞かないは遺族が決めるべきものだと思うけど、まずは渡せるものならば渡すべきだ。

彼の両親だって兄弟だって健在のはずだ。

自分は母方の従兄弟を3人失っている。それぞれ事故や病死。それぞれの伯父と伯母の事を思う。
声が聞けるのであれば、聞きたいと思うだろう。

自分だってそうだ、優しかった従兄弟らの声が聞きたい。思い出す悲しみよりも喜びが勝るのでは無いのだろうか、、、。
それこそ、20年も月日が流れた今だからこそ。

今ブログを書きながら涙が出ている。