アンギアーリの戦い展

少し前になるが、「アンギアーリの戦い展」に行って来た。
八王子の奥深く？でも何でもないけど、車で行くにもそこそこ遠いよね。

でもこの暑い毎日に電車とバスなんて自殺行為だよ（涙

「アンギアーリの戦い」ってのは言わずと知れた「レオナルド.ダヴィンチ」の未完成の壁画だ。
イタリアのシニョリーア宮殿の500人広間の壁に「ダヴィンチとミケランジェロ」を競わせるなんて姑息なことを考えたらしいけど、結局はどっちも未完成で終わっちゃったなんて代物で今では全く違う画家の絵がそこに収まっている。

ミケランジェロの「カッシナの戦いの図」自分の学校の美術史では「カッシーナの戦い」と書いてあったと思うけど、まぁそんな事はどうでも良いです。

当然ですが、何分壁画！！しかも未完で既に失われたとされている物。
現物のかけらさえ持ってこられるわけ無いよね（笑
当然あくまでも資料だったり、他の作家が描いた模写だったり、下書きだったりなんだけど。

この資料を参考に作られた3Dフィギュアが凄かった！！それになんでこんな所で「レダと白鳥」なんて見れるのさ！！超吃驚。その他色々。

何年か前にこれを取り上げたTV番組があったけど、この「アンギアーリの戦い」はもしかしたら今ある壁画の下に潰されず残っている可能性があるらしいとかなんとか。
壁と今ある絵の間に何センチか隙間がある事が分っていて、しかもその現在の絵の中には日本語で言えば「探せば見つける事が出来るかもしれない」的な事が書いてあるそうだ。

その画家はこの前にも、絵を潰して新しい自分の絵を描く事をせずにわざと前の絵を残した事があるそうで、この壁画に関してももしかしたら？って研究がされてる事を言っていた。
しかしね、何せね、モノは壁画です！！でかいです！本当に有るか無いか分らないモノを確認する為に「これを壊す」なんて事は出来ません！よね。
万が一、有ると分ったとしてもやっぱりどうする事もできないよね。残念なことにさ。

「アンギアーリ」と「カッシナ」自分的にはやっぱり「ダ．ヴィンチのアンギアーリ」に一票です

それにしても、何時来てもすごっく凝っていて、何だか凄く得した気分に浸れる美術館なんだよね。
ここってさ。だからK子を連れてきてあげたかったってのもある。

8年前位になると思うけど、ここの美術館では「ミケランジェロの素描画展」なんてやってた事もあって、凄く行きたかったんだけど中々仕事は忙しいし用事はあるしで泣いた事があった。

何年か前の「エリザベート」もすっごかったけどね。感動！行って吃驚。

上野の美術館も良いけど、富士美術館も中々いいですよ。