熱海にまで行って、、、。

先日とらの会社の福利厚生で2人で熱海に行った。
熱海、生まれて初めて行った（笑
町並みは想像していたものとは遙かに違った。
正直、どうしよう、、、、こんなトコ来ちゃったよ位な感覚だった。
昔はきっと凄く賑わっていたのだと思われる街並みも土産物の商店街が少しはあるが、寂しさだけが漂ってた気がする。
観光客の8割位は自分たちよりもはるかにご年配の方々だし。


そして妙にお高いちゃんとした旅館になんて全く慣れてないから既に日本の「お・も・て・な・し」について行けなくなっていた自分に気づく。

そうだよなぁ～「心が貧しくなっちゃったのかなぁ」とか「ホテルのドライ感に慣れ過ぎた」とか色んな事を思う。

がしかし、熱海の旅館って言えば温泉だよね！！ホテルにない味わい！！
しかもド平日にこんな高い旅館に来る人はほとんどいない。夜中の11：00過ぎだった事もあってか何時まで経っても広い内風呂とそこそこに広い露天風呂も完全貸し切り状態（笑

ちょっと怖いよここまで来ると（笑
この際およいじゃえ！歌っちゃえ！！内風呂で泳ぎ疲れて、露天風呂でまず発声練習、そして延々と「さくら」と「祈り」を歌っていた。
貸切り状態ってやっぱ何だか得した気分だね（＾＾）／
お料理は会席、でもそんなに食べられない、担当のおねぇさんが栗おこわをおにぎりにして、デザートもお部屋の冷蔵庫に入れてくれたけど、結局「栗おこわ」を食べられずに旅館を後にすることになった。

ごめんなさい、おねぇさん。そして本当にありがとう！＞＜


次の日旅館を後にすると折角だからと海に向かって坂を下る、たったそれだけの事なのに何故かわくわくする。何だか妙に嬉しかった。

砂場で子供のように貝殻を拾う。時間がゆったりと流れて行く感覚が心地良い。
がしかし、ここの海岸にはどっかの国から流れ着いたゴミも無いけど綺麗な貝殻もほとんど見つける事が出来なくて、悲しくなった。

自分は新潟で生まれ育ったが、海とはあまり縁がない。
でも冬のあの空を覆い尽くす暗く重い雲とはま逆に、荒れ狂う冷たいばかりの日本海がそれほど嫌いでは無かった。（見てるだけなら）
小さい頃の思い出だが、かわいらしい「さくら貝」を姉と競って拾った日の事を覚えている。

それと比べてしまっていると言うよりも、この季節、綺麗な海なんだからもっと綺麗な貝殻を見つけられるんじゃないか？なんて期待しちゃいすぎたんだよねきっと。

本当に小さな貝殻をいくつか拾って記念に持ち帰って来た。

しかし、、、、帰りのあの登り坂と言ったら！！！もう二度と結構ですなんて言いたくなってしまった。

今の自分にはキツすぎる。駅前の商店街に戻って倒れた。
結局、辛く苦い記憶しか残らない旅になってしまった。くすん。